私のヒーロー

大好きな人を好きなだけ

貴方がいない世界で今

あれから何日が経っただろう。分からない。分からないけど、短くて、けど長くて。苦しくて、悲しくて、迷って、泣いて、諦めて。この短期間で、沢山の感情を抱いた。苦しかった。本当に、苦しかった。今もまだ、苦しい。

 

 

 

でも一つ言えることは、私は小山慶一郎で出来ている。

 

 

どれだけ嫌いになっても、うざくても、私は小山慶一郎を気にして生きている。

この事件があってから、よく周りから言われた。

 

「結局あんたは慶ちゃんの話ばっかりだね」

 

と、言われた。何度も、何度も。そう。

その度に私は言い訳してたけど、確かにこの何日か、小山慶一郎を中心に生活していた。いや、この何日かじゃない。私の人生は、小山慶一郎を中心に回っている。ずっと、小山慶一郎くんで生きてたから、これからどう生きていけばいいか分からない。小山くんなしの人生の生き方が、分からない。自分磨きを頑張ったのも、少しでも大人になろうとしたのも、髪を伸ばしたのも、全部全部小山くんに恋をしてたから。これから先、どうしたらいいか、教えて欲しい。

 

 

 

本当に大好きだった。小山慶一郎くんという人間の全てが。何かが弾ける満面の笑顔、心臓が壊れるほどかっこいい真剣な顔、世界で1番頼もしい背中、本当に綺麗な手、すぐ泣いちゃうところ、手越に見せる甘える顔、私達に言ってくれる愛してる、浮気するなよ、ずっと一緒、ライブ中何回も応援してくれること、オシャレな私服、ノリがいいところ、一歩後ろから全てを見守っていること、どれだけいじられても嬉しそうにしているところ、どこか守ってあげたいオーラ、大好きだった。全部全部、大好きだった。小山慶一郎くんの全てが。大好きだった。

 

 

でも、もう、大好きな小山慶一郎くんはいない。どこにも、いない。戻ってなんかこない。期待するのも、やめた。前に、『 いつか幸せだったって思える時が来るかな 』って言ってたけど、きっと思える。もう私の中で、この数年間の小山慶一郎くんだけを閉じ込めた。私の大好きだった小山慶一郎くんだけを。頭に、しっかりと、閉じ込めた。忘れることのない、キラキラな、眩しいほどの、沢山の思い出を。私には勿体無いほどの、素敵な感情を心に、全て。

 

 

これでいい。間違ってなんかいない。ううん、正解なんてないけど。私は私のこの道が正解だ。きっと、きっと。

 

 

 

 

 

小山慶一郎くんのいない人生に、早く慣れたいな。